2013年12月29日日曜日

【告知】坂本龍馬記念館で講演(2013/5/17)

2014年の5月17日(土曜日)に、高知県立坂本龍馬記念館で講演をさせてもらうことになりました。
 
龍馬記念館が建っている高知市の桂浜は、観光地としても知られていますが、この浦戸というところは、長宗我部氏の21代当主元親、そしてその4男で22代当主となった盛親が居城としていたところでもあります。

浦戸城と呼ばれ、ちょうど龍馬記念館がある辺りが、本丸のあったところで、三層の天守閣がそびえていました。浦戸城は、秀吉の朝鮮役に協力したため港が必要になってきたことなどを考え、元親が築城したもので、海外にも「URADO」として知られていたそうです。

元親は、長宗我部家が聖徳太子のブレーンといわれる秦河勝を先祖としているところから、代々京の都と深い関係を持っていて、学問では徳に後醍醐天皇が大陸から導入した南学を土佐で、研究し広めたといわれています。

その天皇親政を軸とする南学が、山内時代にも谷時中、野中兼山らによって純粋に育てられて、現実の政治と結びつく実践的な学問に形成されてゆきました。そして、幕末に至り、その南学の考え方が、坂本龍馬ら土佐の勤王の志士らによって花開いたのです。

そうした長宗我部と坂本龍馬ら土佐勤王の志士らの関係をテーマに当日はお話したいと思っています。